拡管金型とひろげるくんの違い

両者の主な違い

拡管金型」はプレス機械を使用した月産数1000個~の量産を想定した金型です。

ひろげるくん」は少量試作、個人ユーザーのDIY等の年間を通して1000個に満たない加工を想定した金型です。


具体的にどこが違う?

拡管金型とひろげるくんの違うポイントは以下の3つになります。

金型の構造

 ひろげるくんは拡管金型から部品点数を減らし、構造を簡素化することで低価格化、金型重量の低減を実現しました。

外観で分かる構造の違いは、エキスパンダーを縮めるためのリターン用の「バネ」が金型の外部にある、もしくは内蔵式になります。

どちらも同じように寸法を調整することができ、リターン用のバネが内蔵されている方は拡管金型です。反対に外側にある方はひろげるくんになります。

バネが内蔵された拡管金型のユニット
バネが内蔵された拡管金型のユニット
バネが外側のひろげるくん
バネが外側のひろげるくん


各部品の金属材料の材質

  量産を想定した拡管金型に対しひろげるくんに使用している部品は焼き入れ処理を施した部品を減らしております。

ひろげるくんでも十分に加工性能を発揮するために重要な摺動部品には焼き入れ処理を施した部品とタフトライド処理を施した部品を使用しています。

エキスパンダーの材質も両者とも工具鋼を使用しておりますが、価格を抑えるために材質を変更しております。



金型のサイズ

 メカプレス、ダイハイトの小さいプレス等で量産されることを想定して設計された拡管金型に対し、市販のハンドプレス等で使用されることを想定したひろげるくんは、拡管金型より拡管ユニットとベースプレートのサイズが小さく設計されています。

小さく設計することで導入しやすい価格を目指し、宅配便で金型を発送することが可能になりました。



特注仕様での製作も可能です

ひろげるくん、拡管金型の特注仕様の製作を承っております。

特注仕様の例は以下の内容等が挙げられます。

  • 金型部品の材質のグレードアップ
  • ダイハイトの指定
  • 取付溝追加
  • エキスパンダーの仕様変更
  • パイプの専用治具の製作

金型のことに詳しくないお客様でもお気軽にお問い合わせページよりご相談ください。


ひろげるくんについてはこちら

ひろげるくんTOP

拡管金型の市販モデルである「ひろげるくん」の魅力について紹介しております。

金型仕様

本体・エキスパンダーの仕様、対応パイプ外径の確認はこちらです。

使い方紹介

金型の簡単な使い方を市販の油圧プレスを使用してご紹介します。


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外部リンク

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