エアー手動兼用油圧プレスの場合はレバーを握るだけで簡単に加工ができます。当社が購入した市販の油圧プレスを使用して金型の使い方をご紹介します。
金型後方のリターンバネを取り外した状態で上型を押し下げます。
上型が押され、下型に当たる状態で金型後方の寸法調整ネジを回して狙いの寸法なるようにエキスパンダーの開き量を設定します。
調整ネジを回さないようにリターンバネを取り付けて調整は完了です。
●寸法出しのコツ
拡げたい狙い径の+0.2ミリ程度を設定すると狙い寸法に近い直径になります。是非お試しください。
●加工精度について
ひろげるくんは加工をするパイプの真円度に影響を受けてしまいます。曲げパイプなどの曲げ部に近い場合、真円になりにくいためご注意ください。
一般的な直管を加工する場合、加工精度は±0.2ミリ程度になります。
1.で狙い寸法に調整した後、パイプを加工します。上型が密着するまで押すだけで狙い寸法で何度も加工をすることができます。
パイプに付いたエキスパンダーの隙間の痕が気になる方はセットしたパイプを30度回転させてもう一度加工を行ってください。