拡管金型の設計を見直し、各部品を規格化することで手の届きやすい価格になるよう製作したライトユーザー様向けの拡管金型のエントリーモデルになります。
手動式油圧プレス等でも扱いやすいようにさらにコンパクトに、エキスパンダーの交換、寸法の調整機能を持たせた実用的な金型です。
金型を長く使って頂くお客様のために防錆処理のオプションを設定いたしました。
上の写真の金型はエキスパンダー(外径35.0ミリ用)を装着した低温黒色クロム処理とタフトライド処理を施したオプションモデルになります。
当社の拡管金型は他のパイプを拡げる工具にはできないパイプを加工することが可能です。一般的なパイプの拡張工具は上から下へとパイプに工具を押し込むことで拡張加工を行います。
この拡管金型はパイプを水平な向きで加工を行うため長尺なパイプ、曲げられたパイプをこの拡管金型は加工をすることができます。
これにより溶接した後のパイプを加工をすることができ、工数の削減になります。
さらには加工をするパイプに加工油の塗布を必要としないため設備、環境を汚しません。
パイプを拡げる際にかかる成形圧力が約8トン程度(※)ですので、市販の油圧プレスで簡単に加工を行うことができます。
※外径60.5mm板厚1.2mmのステンレスパイプを1回の加工で同径パイプが差し込めるまで拡げた時の圧力です。あくまで目安となります。
エアーと油圧手動式兼用の油圧プレスをお使いいただけると、手動でポンピングをする必要がなくレバーを握るだけで加工ができるため安価な導入コストで実用的な使い方をすることができます。
お客様の仕様・用途に合わせて製作いたします。大量生産向け拡管金型はこちらです。