量産向けの「拡管金型」の設計を見直し、各部品を規格化することで手の届きやすい価格になるよう製作した一般ユーザー様向けの拡管金型の市販モデルになります。
手動式油圧プレス等でも扱いやすいようにさらにコンパクトに、エキスパンダーの交換、寸法の調整機能を持たせた実用的な金型です。
拡管加工が可能なパイプは鉄、ステンレス、チタン、アルミ製の板厚1.5ミリまでになります。
金型を長く使って頂くお客様のために防錆処理のオプションを設定いたしました。写真のひろげるくんはエキスパンダー(外径35.0ミリ用)を装着した低温黒色クロム処理とタフトライド処理を施したオプションモデル(EX-03)になります。
当社の拡管金型は他のパイプを拡げる工具にはできないパイプを加工することが可能です。一般的なパイプの拡張工具は上から下へとパイプに工具を押し込むことで拡張加工を行います。
この拡管金型はパイプを水平な向きで加工を行うため長尺なパイプ、曲げられたパイプをこの拡管金型は加工をすることができます。
これにより溶接した後のパイプを加工をすることができ、工数の削減になります。
さらには加工をするパイプに加工油の塗布を必要としないため設備、環境を汚しません。
パイプを拡げる際にかかる成形圧力が約8トン程度(※)なため、市販の油圧プレスで簡単に加工を行うことができます。
※外径60.5mm板厚1.2mmのステンレスパイプを1回の加工で同径パイプが差し込めるまで拡げた時の圧力です。
外径60.5→外径63.0mmまで拡管する場合です。
パイプの板厚、加工する長さによって必要な加圧力が変化します。
エアーと油圧手動式兼用の油圧プレスをお使いいただくと、手動でポンピングをする必要がなくレバーを握るだけで加工ができるため安価な導入コストで実用的な使い方をすることができます。
ひろげるくん、拡管金型の特注仕様の製作を承っております。
特注仕様の例は以下の内容等が挙げられます。
金型のことに詳しくないお客様でもお気軽にお問い合わせページよりご相談ください。
ユニット・エキスパンダーの仕様、対応するパイプの確認はこちらです。
金型の簡単な使い方を市販の油圧プレスを使用してご紹介します。
寸法出しのコツも記載しております。
ひろげるくんはこちらの購入ページよりお買い求めいただけます。
FAXでの注文も承ります。
お客様の仕様・用途に合わせて製作いたします。大量生産向け拡管金型はこちらです。