外観の美しさが重要な複雑なデザインを成形する金型を当社は手掛けてきました。
当社の金型は自動車・2輪車部品、その他機器部品等の複雑曲面を持つ製品の絞り加工・張り出し加工、パイプの加工に多くの実績を持っております。
お客様の要望に合わせて最適な金型を提案いたします。重要外観部品の絞り加工、張り出し加工の金型、パイプの加工金型はファインテクニカにお任せ下さい。
2021年~2022年にかけてアルミ製の燃料タンクを製作いたしました。こちらのアルミタンクはイタリアの2輪車メーカーであるDucatiのスクランブラー専用です。お客様のご要望に合わせて3Dモデルデータの作成から金型の設計製作までを当社で行いました。
アルミの材質はA5052、板の厚みは1.5ミリです。燃料タンクは完成時の滑らかな見た目に拘り、3部品の絞り成形部品と切削部品を溶接して製作しました。表側は左右分割の2部品、裏側は1部品からできています。
このアルミタンクはお客様の要望で、タンク裏側の形状が純正タンクとほぼ同じ形状をしています。
そのためスクランブラーの車体へのフィット感はもちろんのこと、燃料容量を損なわずにオートバイをカスタムできるといったメリットがございます。
純正のタンクの燃料ポンプと燃料レベルゲージをそのまま付け替えることができ、燃料タンクとしての機能も損なわないように製作しました。
板厚が1.5ミリのアルミ板から成形したため、がっしりとしています。
下リンク先よりアルミタンク製作について詳しく記したブログがございます。是非ご覧ください。
当社は金型を設計から製作、製品のプレストライまで自社でこなすことができる設備を保有しております。自社で行うことにより金型製作の短納期化、修理金型の素早い対応が可能です。
熟練したプレス金型の設計製作技術を持つ当社は製品の形状や性能、コストを考慮し最適な金型をご提案いたします。また3Dスキャナー型3次元測定器を用いて製品の品質を保証いたします。
当社の保有するアマダのデジタルサーボプレスにより絞り成形のトライを行います。
サーボプレスは通常のクランクプレスと油圧プレスと違い、加圧のスピード・位置・加圧力の細かい制御ができます。
クランクモーションを設定することで製品に発生する「シワ」、「割れ」、「板厚が薄くなる」などの成形不良に対処することができるようになります。また、難加工材のチタン材などに対応することができるのでプレス加工の自由度が広がります。
当社では鉄、ステンレスの他にアルミ、チタン製品の実績がございます。
2024年9月にSDEW2025iⅢを導入し、より大きな製品への対応が可能になりました。
パイプを加工するプレス金型をご紹介します。パイプを拡げる金型、直径を縮める金型などのパイプを加工する金型を製作しております。
お客様の依頼により切削加工からプレス加工に工法を変えた事例も紹介しております。