KEYENCEの3Dスキャナ型3次元測定器 VL-500を2020年に導入し、プレス製品の構造解析、形状測定、金型の修理などに活躍しております。
スキャンデータとCADデータの比較測定、断面形状や板の厚みを測定することができるため複雑形状の製品の品質保証が可能になりました。また、変形具合を調査することで製品から得られる情報を金型へフィードバックすることでより良い製品へと仕上げることも可能になりました。
直径500mm、高さ200mmの回転テーブルに収まる大きさなら短い時間で高精度にスキャンすることが可能です。測定器頭部を取り外すことでさらに大きい対象に対応できるため、測定器としてだけでなく3Dスキャナーとして活用することができます。
下の3Dスキャナーを活用した動画をご覧ください。
製品の3Dデータ化はファインテクニカにご相談ください。
【測定器の機能】
測定精度±10μm
繰り返し精度2μm
当社では複雑形状のプレス製品や金型部品の形状測定、品質保
証に活躍しております。
【3Dスキャナーの機能】
【スキャン精度】
・表示分解能:0.1μm
・繰り返し精度:2μm ※測定器規定の測定モードで測定した場合の値(使用周囲温度23℃±1℃)
・測定精度:±10μm
スキャンデータを座標を設定することができ、CADにデータを取り込むことで設計に生かすことができます。
図面のない部品や金型の修理、再生、複雑形状ワークの治具設計にVL-500は活躍します。
スキャン可能サイズは回転テーブル上はΦ500、高さ200ミリ以内です。
回転テーブルから測定器を取り外すことで、上記のサイズ以上のワークを測定可能です。写真は二輪車の燃料タンクをスキャンしている様子です。
スキャンデータをSTL形式で出力することにより3Dプリンターでプリントすることができます。
3Dスキャンの仕様上、光を製品に照射して測定する仕組みになっております。
測定対象に光沢があるとノイズが混じってしまうため、測定前に対象にスプレーで白い粉を吹きかけて光沢を抑える処理が必要な場合がございます。
当社では白い粉が時間で昇華するスプレーと非昇華タイプを使用しております。
【スキャンできないもの】
・ マットな質感で黒いもの
・ 光沢のある素材、透明な素材
・ 繊維、毛などの素材
・ 凹凸の激しい、細かいもの
形状測定・部品などのデータ化、金型の修理など、ぜひファインテクニカにご相談ください。
金型の設計・製作・トライまで自社で行える設備を保有しております。最新の3Ⅾスキャナー型三次元測定器を導入することで複雑形状のプレス製品の品質を保証しております。金型の製作だけでなく試作部品、金型の修理等お任せ下さい。