プレス機でパイプを拡管する金型

プレス機でパイプを拡げる大量生産向け拡管金型

数々の加工実績と製造実績

 拡管金型を製作して十数年、数々の改良を重ねてきました。小型油圧プレスで拡管成形の実績があり年間で50機以上の納入実績、海外でも使用されているため耐久性にも実績がございます。

油圧の機械を使用してパイプの拡管を行うのではなく、プレス機を使用して拡管加工ができるように金型を製作しました。

ここでは拡管金型の主なメリット、基本的な仕様についてご紹介します。

コンパクト設計
コンパクト設計

拡管金型のメリット

ファインテクニカが製作、提案する拡管金型の主なメリットをご紹介します。

●接合の簡便化

拡管加工により形成されたソケット部はパイプ同士の差し込み(スリップフィット)接合を可能にし、組み立て作業の簡略化・迅速化に貢献します。

金型に設けた調整機構によってお客様の考えるパイプ同士のクリアランスを実現することができ、絶妙な差し込み加減を提供いたします。

●パイプ品質の向上

真円度に劣る傾向のあるシーム管の管端部の真円度を拡管加工によって改善し、接合品質や後工程の精度向上に寄与します。

●潜在的なコスト削減

部品点数の削減、溶接などの熟練工を必用としていた作業の自動化、安価なシーム管の適用範囲拡大により材料費・労務費の削減が期待できます。

 

 


拡管金型の基本的な仕様

金型の基本的な寸法は横幅300mm×奥行200mm×オープンハイト220mmの小さな金型です。

加工内容によっては加工能力が10トン未満のプレスでも扱うことができるため低い導入コストで工程の改善を行うことができます。

この拡管金型の最大の特徴は寸法の調整をプレス機のダイハイトに依存しないように設計しております。物理ストッパーが必要な油圧プレス機でも細かい寸法の調整を行うことが可能です。

 

※基本的な拡管金型の仕様

 奥行・横幅はプレートの寸法

奥行:180mm

横幅:300mm

オープンハイト:220mm

重量:約45Kg

対応パイプ外径:Φ25~Φ60まで、板厚1.6mmまで

拡管金型の動作
拡管金型の動作


拡管金型を動画で紹介

成形圧力の参考にステンレスパイプSUS304のΦ60.5mm、板厚1.2mmのパイプを同径のパイプが差し込めるまで拡げた時の成形荷重は約5トンです。詳しくは下の動画のタイトル「パイプエキスパンダー金型紹介」をご覧ください。



お気軽にお問い合わせください

弊社デモ機にて実機を見ていただくことも可能でございます。

お客様のプレス機の仕様に合わせて製作することも可能です。

拡管金型を量産に使いたいとお考えのお客様は、是非お問い合わせください。

拡管金型を規格化し、市販している商品もございます。詳しくはページ下部の「ひろげるくん」をご覧ください。


Topic : 拡管加工によりパイプと部品を固定する工法

 パイプとフランジのカシメ加工についての動画をYouTubeにアップいたしました。パイプを拡げてフランジと圧着することで両者を固定することができます。当社の拡管金型のメリットを生かして、加工油無しの加工のため洗浄要らず、曲げパイプに対応可能な加工方法になります。

当社の拡管金型の拡管加工以外の用途を詳しく紹介しております。ご興味のある方は是非ご覧ください。



様々な拡管金型のバリエーション

お客様のご要望に合わせて様々なタイプをご提案させていただきます。

画像で紹介しているタイプはΦ25~60.5までのパイプに対応した基本的な金型になります。

こちらではΦ60.5mm以上のパイプに対応した拡管金型、3工程集約型、1メートル近くのパイプを拡管する金型をタイプ別に紹介しております。

下記の「拡管金型バリエーション」をご覧ください。

110tonプレス機用の大型拡管金型
110tonプレス機用の大型拡管金型


拡管金型の市販モデル

価格を抑えつつ実用性を確保した市販の金型はこちらです。

金型を規格化し、販売することで低価格化・短納期化を実現いたしました。

SHOP」ページにてひろげるくんを販売しております。

ひろげるくん紹介

拡管金型の市販モデルである「ひろげるくん」の魅力について紹介しております。

量産金型との違い

量産向けの特注拡管金型と市販のひろげるくんの違いについて紹介しております。

購入ページへ

拡管金型のひろげるくんはこちらの購入ページよりお買い求めいただけます。


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外部リンク

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