直径860ミリのステンレス配管を拡管加工
ファインテクニカの挑戦
YouTubeに試作した大型拡管金型の紹介動画を投稿いたしました。
今回の動画は直径400mmと860mmの大きさのパイプを加工する金型についての紹介動画となっております。
普段は2輪車のマフラー部品の金型を製作する機会が多いため、直径1メートル近くのパイプを拡げる金型は初めての挑戦となりました。
ボカシが多くてお見苦しいかと思われますが、ご覧いただけると幸いでございます。
動画の金型についての紹介
配管用ステンレス鋼管の400A、850Aのサイズのパイプを加工するための2つの金型を製作しました。これらの金型は試験用で作られたもので、量産では使用されておりません。
動画で加工している様子は試験中の映像を使用しているためボカシを入れております。
850A用の金型についてはAMADAのサーボプレスSDE1522用に設計しており、金型の設計・製造については自社で行いました。
850A用の金型の総重量はおよそ1トンでプレス機に載せるのも一苦労でした。
拡管金型の経験が生きる設計
大きなパイプを加工するために金型は大きくなりましたが、当社の拡管金型の特徴が発揮できる設計になっております。
大きな特徴がエキスパンダーの開き量を金型で調整できるという点です。プレス機のダイハイトで調整することも可能ですが、金型に調整機構を設けたためダイハイトを変えずに寸法の調整が可能です。
今後も弊社の活動にご期待ください
2022~2023年はファインテクニカにとって挑戦の年となっております。今まで手掛けたことのない金型に携わることができており、大変有意義な時間を過ごせております。
今後も公開できる範囲で活動の紹介を行ってまいります故、有限会社ファインテクニカをよろしくお願い申し上げます。