使い方紹介

市販の手動式油圧プレスを使用して使い方を紹介

エアー手動兼用油圧プレスで簡単加工

エアー手動兼用油圧プレスの場合はレバーを握るだけで簡単に加工ができます。

当社が購入した市販の油圧プレスを使用して金型の使い方をご紹介します。

1.バネを取り外し、上型を押し下げる

寸法の調整方法の手順

  1. 金型が無負荷の状態で金型後方のバネ、ナットを取り外します。
  2. 次に上型を押せなくなるまで押し下げます。(図の状態)
  3. 金型後方の調整ネジを回してエキスパンダーの開き量を調整します。
  4. エキスパンダーの開き量の物理的な上限に注意しながら寸法を設定してください。
  5. 上型を上に押し上げ、バネを戻します。調整ネジが回らないようにナットを締めこみます。

 ●注意点

上型が上がったままの状態で狙いの寸法を設定しないでください。もしその状態で開き量を設定してしまうと、上型が押し込まれたときに設定されたエキスパンダーの開き量よりさらに開くこととなり、本体とエキスパンダーに大きな負荷をかけることとなってしまいます。

●寸法出しのコツ

拡げたい狙い径の+0.2ミリ程度を設定すると狙い寸法に近い直径になります。是非お試しください。(板厚~1.2mmまでの場合)

●加工精度について

ひろげるくんは加工をするパイプの真円度に影響を受けてしまいます。曲げパイプなどの曲げ部に近い場合、もともとの歪みが酷い場合は真円になりにくいためご注意ください。

一般的な直管を加工する場合、加工精度は±0.2ミリ程度になります。

寸法調整時の状態
寸法調整時の状態
開き量の確認
開き量の確認


2.拡管加工をする

上型が押せなくなるまでプレスすることで、狙いの開き量で加工ができます。

 

エキスパンダーの隙間の痕が気なる場合はパイプを再度セットし、30度回転させて再度加工してください。



3.エキスパンダーの交換方法

ひろげるくんはエキスパンダーを交換することで様々な内径のパイプに対応することができます。

ここではエキスパンダーの交換方法についてご紹介いたします。

エキスパンダーは金型正面のM10の六角穴付きボルト4本を緩めることでホルダーが外れ、交換することができます。

ボルトを緩めた際にホルダーとエキスパンダーが落下する恐れがあるため、交換作業を行う際には注意して作業を行ってください。

 



ひろげるくんTOP

拡管金型のエントリーモデルである「ひろげるくん」の魅力について紹介しております。

金型仕様

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